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03 Feb 2014 19:08

ライフ【中高生のための国民の憲法講座】第25講 百地章先生+(2/2ページ)(2013.12.21 12:13

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【中高生のための国民の憲法講座】
第25講 百地章先生

2013.12.21 12:13 (2/2ページ)
憲法に「家族の保護」の規定を明記し、家族の絆を取り戻したい

憲法に「家族の保護」の規定を明記し、家族の絆を取り戻したい

 確かに婚姻や家族については「個人の尊厳」と「両性の本質的平等」に基づいて法律を制定すべしとするのが憲法24条ですから、このような主張にも一理あるといわざるを得ません。

 しかし、そこにはもはや「伝統的な家族共同体」などといった発想は存在しません。日本人がこれまで大切にしてきた、祖先を敬い、親を大切にし、家族が互いに助け合って生活し、子孫の繁栄を祈るといった伝統的な家族観、つまり生命の連続性を重視する家族観はむしろ否定されているのです。

 ◆「家族の絆」取り戻せ

 日本国憲法の制定過程をみると、GHQの民政局で作られた憲法の第2次試案では「家族は、人類社会の基礎であり、…婚姻と家族とは、法の保護を受ける」と書かれていました。またマッカーサー草案でも「家族は人類社会の基礎にして…」と書かれています。でも日本側ではこれは当然のことと考え、あえて憲法には明記しませんでした。

 しかし、「家族保護」の規定は、国際人権規約(A規約)や諸外国の憲法にも数多く見られます。それゆえ、今度こそ「個人の尊厳」に加えて、憲法に「家族の保護」を明記し、国や社会の手で積極的に家族を保護していく必要があります。そして、失われる一方の「家族の絆」をもう一度取り戻さなければなりません。

                   

【プロフィル】百地章

 ももち・あきら 京都大学大学院法学研究科修士課程修了。愛媛大学教授を経て現在、日本大学法学部教授。国士舘大学大学院客員教授。専門は憲法学。法学博士。産経新聞「国民の憲法」起草委員。著書に『憲法の常識 常識の憲法』『憲法と日本の再生』『「人権擁護法」と言論の危機』『外国人参政権問題Q&A』など。67歳。

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