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06 Oct 2014 10:43

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【中高生のための国民の憲法講座】第64講 「良識の府」の選挙制度は? 石田榮仁郎先生

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【中高生のための国民の憲法講座】
第64講 「良識の府」の選挙制度は? 石田榮仁郎先生

参議院の役割と選挙制度について考えてみましょう

 本講では現在の二院制を前提とした参院の選挙制度について考えてみましょう。前講では、衆院も参院も同じような選挙制度で顕著な差異がなくなっているという問題提起から出発しました。「民意の反映」に重きを置く衆院に対し、「良識の府」「理性の府」として抑制・補完機能たる役割が期待される参院は、それにふさわしい選挙制度であらねばなりません。

「残酷区」「銭酷区」批判

 昭和57年の拘束名簿式比例代表制が導入される以前の参院は、「全国区」という全国1つの選挙区から100人、「地方区」(現在の選挙区)から150人(沖縄の本土復帰により152人)を選出する選挙制度で、当初はそれなりに参院の役割に合致するものでした。

 ところが、当時僅か23日間で選挙戦を繰り広げる全国区は「残酷区」「銭酷区」と皮肉られ、知名度の高い「タレント議員」を多く輩出することとなり、全国区を廃止して比例代表制が導入されたわけ(従って衆院よりも参院の方が比例代表制導入は先)です。

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