Share...
19 Jan 2014 17:49

政治【中高生のための国民の憲法講座】第7講 日本国憲法に規定なき「条項」 西修先生+(1/2ページ)(2013.8.17 08:32

  • [PR]

政治

  • メッセ
  • 印刷

【中高生のための国民の憲法講座】
第7講 日本国憲法に規定なき「条項」 西修先生

2013.8.17 08:32 (1/2ページ)中高生のための国民の憲法講座
日本では家族の尊重規定を設けることに「価値観を強制するものだ」という批判が起こるが、世界では当たり前に条文化されている

日本では家族の尊重規定を設けることに「価値観を強制するものだ」という批判が起こるが、世界では当たり前に条文化されている

前のニュース

 第5講で、日本国憲法は、いまや世界的に古い部類の憲法に入っていると言いました。それでは、新しく制定された憲法にどういう傾向があるのでしょうか。

 ◆世界の半分が新憲法

 私は、近年における世界の憲法動向を知るために、1990年以降に制定された全憲法を収集し、分析しました。なんとこの22年間(1990年3月のナミビア憲法から2012年12月のエジプト憲法まで)に100カ国でまったく新しい憲法が制定されています。現存する国家の半分以上で新憲法が制定されているのです。

 これらの憲法をみると、いちばん多くの国の憲法で規定されているのが、国家緊急事態対処条項で、すべての国の憲法に取り入れられています。つぎに多いのが平和条項で、98カ国の憲法に導入されています。平和条項と国家緊急事態対処条項をセットで定めるのが、共通の現象です。

 環境の権利・保護や政党に関する規定は、90カ国の憲法で設けられています。環境破壊は、生態系に重大な影響を及ぼします。日本国憲法が制定されたとき、日本は戦後の復興に向けてすべての力を出し尽くさなければなりませんでした。そのころ、国際社会でも環境保護が憲法事項だという考え方はありませんでした。

 各国で環境を憲法事項と考えられるようになったのは、この40年ほどのあいだです。

 政党も、現代の政治過程において不可欠な存在です。各国の憲法は、政党設立の自由を保障するとともに、政党活動の透明性や民主主義の順守を求める規定を設けています。

中高生のための国民の憲法講座のニュース

このニュースの写真

日本国憲法の問題点がひとめでわかる『国民の憲法』(産経新聞出版、税込み1260円)が好評発売中
  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2013 The Sankei Shimbun & Sankei Digital