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19 Jun 2014 17:58

ライフ【中高生のための国民の憲法講座】第49講 安全保障法制の何が問題か 西修先生+(2/3ページ)(2014.6.7 10:20

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【中高生のための国民の憲法講座】
第49講 安全保障法制の何が問題か 西修先生

2014.6.7 10:20 (2/3ページ)

 第2の国連のPKO参加について、政府はきわめて内向きの解釈をとってきました。たとえばPKO法では、自衛官の「武器使用」はきびしく制限され、自己と自己の管理下に入った者を守るために限定しています。しかし国連の行動基準では、おなじくPKOに従事している他国の部隊や民間人を保護するために、その場へ駆け付けて必要ならば武器を使用することを認めています。

 『報告書』は、PKOが紛争当事者間の停戦合意を受けて、国連の権威のもとで平和の回復と維持を目的として実施されるのであるから、国際的な行動準則に従って行動するのが適当であり、またそのような行動については、憲法上、禁じられていないと述べています。

 ◆法整備の不備

 第3のグレーゾーンというのは、実際に「武力攻撃」にいたらないわが国への侵害行為の場合が当てはまります。たとえば武装した偽装漁民が沖縄県の尖閣諸島に上陸した場合、現在の法体制では、自衛権が発動されず、十分な対応ができません。侵害が「武力攻撃」と認められない限り、自衛隊は「防衛出動」により、武力を行使することができないのです。「防衛出動」が発令されるまでには、所定の手続きが必要とされ、時間がかかります。

 『報告書』は、このような法体制の不備を埋めるために、切れ目のない法整備を求めています。

 今回はやや抽象的な論述になりましたが、次回以降、具体的な事例を引きつつ、安全保障法制度の問題点を検討することにします。

                   ◇

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