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14 Mar 2014 02:19

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小保方さんらに理研が勧告「論文撤回を」

 理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)らが発表したSTAP細胞の論文に、不適切な画像や表現が使われたとされる問題で、同研究所は13日、小保方さんらに論文の取り下げを勧告すると決めた。取り下げとなれば、研究成果は白紙。細胞の真偽は別にして、論文が科学的検証に耐えないことを、理研側が認めた形だ。

 理研は今日14日、論文に向けられた疑惑を調査した中間報告の会見を行う際、論文取り下げについて説明する。「STAP細胞を作製できることには確信がある」としており、英科学誌ネイチャーに論文を出し直すことも視野にあるとみられる。ただ、現在の論文には、画像の使い回しや文章の無断引用など3つの重要な疑惑が表面化。STAP細胞が本当に存在しているかは別にして、この論文が科学的な検証に堪えないことを、研究の中心となった理研が認めた格好だ。

 論文を取り下げる場合、原則的に執筆に関わった著者全員が同意する必要がある。著者は、小保方さんら理研9人、ハーバード大3人、東京女子医科大1人、山梨大1人の計14人。小保方さんの元指導教官、ハーバード大のバカンティ教授は取り下げに否定的なコメントをしているが、山梨大の若山照彦教授は、「信用ができなくなった」として他の著者に論文の撤回を呼び掛けている。

 理研内部でも、現状では、論文の取り下げはやむを得ないとの声が出ていたとされるが、対応は遅かった。1月下旬に行ったSTAP細胞作製の会見直後から、論文への「疑惑」が指摘されてきたが、調査委員会の設置は先月18日。会見を開いたのも11日で、理研の対応は後手後手だった。

 理研は1917年(大6)に設立。湯川秀樹、朝永振一郎のノーベル物理学賞受賞者をはじめ著名な学者を輩出。現在も国内トップクラスの研究者を擁する、歴史ある機関だ。今回の問題が小保方さんの個人的なミスか、意図的な不正かは不明だが、だからこそ、理研の共著者がなぜ今回の事態を見逃したか、詳細な説明が求められそうだ。

 [2014年3月14日9時54分 紙面から]

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