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06 Oct 2014 10:44

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【中高生のための国民の憲法講座】第64講 「良識の府」の選挙制度は? 石田榮仁郎先生

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【中高生のための国民の憲法講座】
第64講 「良識の府」の選挙制度は? 石田榮仁郎先生

参議院の役割と選挙制度について考えてみましょう

 しかし、党本部があらかじめ順位を作成する「拘束名簿式」から、名簿に載せられた候補者名の中から有権者が1人選んで順位を作成する「非拘束名簿式」へと平成12年に変更されたとはいえ、相変わらずタレント的議員が多く選ばれている現実は否定しようもありません。地方分権が叫ばれて久しいわけですが、選挙制度も憲法第92条に言う「地方自治の本旨」たる地方分権・地方自治の確立・地方創生にふさわしい制度の開発が望ましいと私は考えます。

 憲法改正を視野に入れた参院改革論の中で、「参議院の将来像を考える有識者懇談会」は平成12年に参議院の「地方代表的な性格」を提案しています。最高裁も昭和58年の判決の中で、「地方選出議員の仕組みについて事実上都道府県代表的な意義ないし機能を有する要素を加味したからといって、憲法に違反するものではない」とし、憲法第43条1項の「両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する」に抵触するものではないとしています。場合によっては、任命制や推薦制をもって有識者や地方代表を参院議員として選ぶことも、憲法を改正さえすれば可能です。

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