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05 Mar 2014 01:51

【紙面審ダイジェスト】STAP細胞 「リケジョ」の表現はあえて避けた?

2014年02月21日

 紙面審査委員会は、編集編成局から独立した組織で、ベテラン記者5人で構成しています。読者の視点に立ち、ニュースの価値判断の妥当性や記事の正確性、分かりやすさ、見出し、レイアウト、写真の適否、文章表現や用字用語の正確性などを審査します。審査対象は、基本的に東京で発行された最終版を基にしています。指摘する内容は毎週「紙面審査週報」にまとめて社員に公開し、毎週金曜日午後、紙面製作に関わる編集編成局の全部長が集まり約1時間、指摘の内容について議論します。ご紹介するのは、その議論の一部です。

 以下に出てくる「幹事」は、部長会でその週の指摘を担当する紙面審査委員会のメンバーです。「司会」は編集編成局次長です。

<2月7日開催>

■STAP細胞 「リケジョ」の表現はあえて避けた?

 幹事 STAP研究の中心となった理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子・研究ユニットリーダー(30)の人となりについては、30日朝刊社会面の記事で取り上げていた。<おしゃれ好き 努力家「新星」>の見出しが付けられ、かっぽう着姿で実験の様子を再現した写真も掲載していた。「『生物学の教科書を書き換える成果』と、国内外の研究者が驚きの声を上げた。理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市中央区)が作製成功を発表した万能細胞『刺激惹起(じゃっき)性多能性獲得細胞(STAP細胞)』。人工多能性幹細胞(iPS細胞)を超える可能性を秘めた研究成果を主導したのは、30歳の女性の『新星』だった」と前文で書き、「2009年、世界的に有名な科学誌に掲載を断られ、ひどく落ち込んだ。その時、励ましてくれたのが祖母だった。『とにかく一日一日、頑張りなさい』。その言葉を胸に、祖母からもらったかっぽう着に必ず袖を通して毎日、実験に取り組んでいる」と、かっぽう着姿の理由を紹介。「自分の研究室の壁はピンクや黄色で、花柄のソファを置き、実験器具などには、『ムーミン』のキャラクターのシールなどが貼り付けてある。知人の間では『ファッション好き』で知られる小保方さん。記者会見でも英国の有名ブランドの金色の指輪をつけて臨んだ」と、研究室の様子も伝えていた。

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