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25 May 2014 16:51

ライフ【中高生のための国民の憲法講座】「積極的平和主義」を考える 第46講 長尾一紘先生+(2/3ページ)(2014.5.17 11:00

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【中高生のための国民の憲法講座】
「積極的平和主義」を考える 第46講 長尾一紘先生

2014.5.17 11:00 (2/3ページ)
「積極的平和主義」について考えてみましょう

「積極的平和主義」について考えてみましょう

 無抵抗主義はさらに問題です。この考えによれば、近隣諸国のいずれかの国が日本に対して軍事侵攻した場合、これらの異民族による日本支配を甘受すべきだということになります。

 異民族の支配においては、自由と民主主義は否定され、人間の尊厳も否定されます。絶対的平和主義は「奴隷の平和」を正当なものとしているのです。また日本国憲法は、前文において、「自国の主権を維持」することを要求しています。絶対的平和主義には、憲法の価値原理を無視する傾向がみられます。

憲法に対する過小評価

 改憲派も自衛戦争、自衛のための戦力を肯定する一方、政府の憲法解釈において重大な誤りをおかしてきました。集団的自衛権を否定している点、そして自衛隊の国際的な平和維持活動に対して無用な制限を加えている点がそれです。この2点は、世界の常識からすれば、考えられないような非常識な見解です。このような誤った憲法解釈は、日本国の安全と、日本国に対する国際社会の評価において計り知れないダメージを与えています。

 護憲派は日本を「異質な国」とみていますが、改憲派は日本を「特殊な国」とみています。しかし、日本国憲法は、国際協調主義を強調しています。憲法の立場からすれば、国際社会の標準的な政治道徳にしたがった憲法解釈が必要とされるのです。

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