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03 Feb 2014 18:40

政治【中高生のための国民の憲法講座】第15講 長尾一紘先生+(2/2ページ)(2013.10.12 10:33

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政治

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【中高生のための国民の憲法講座】
第15講 長尾一紘先生

2013.10.12 10:33 (2/2ページ)
友人が家族会議に同席して決定権を持つようになったら…。外国人参政権は平和主義の要請に照らしても問題あり (イラスト・今泉有美子)

友人が家族会議に同席して決定権を持つようになったら…。外国人参政権は平和主義の要請に照らしても問題あり (イラスト・今泉有美子)

 ◆EUは参考にならない

 合憲論者はEU諸国を例に挙げ、外国人に地方選挙権を付与することは「時代の流れ」である、日本もこれにならうべきだ、と主張します。

 しかし、EU諸国における、外国人に対する地方選挙権の保障は、EU構成国相互の関係にかぎられています。EU以外の国を出身国とする外国人にまで選挙権を保障しようとするのではないのです。また、ドイツ、フランスなどにおいては、外国人への地方参政権の付与が違憲であるとされていたことから、このために憲法改正を余儀なくされています。

 国際平和は、隙をつくることによって破綻します。友人を同居させ、家族会議にも同席させて家族内の事柄について決定権を認めるようなことをすれば、必ず友情は破綻します。外国人選挙権の導入は、民主主義や国民主権に反するだけでなく、平和主義の要請に照らしても問題があると思われます。

                   ◇

【プロフィル】長尾一紘

 ながお・かずひろ 中央大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。中央大学教授を経て、現在、名誉教授。著書に『外国人の参政権』『基本権解釈と利益衡量の法理』『日本国憲法・第4版』など。近刊予定として、『外国人の選挙権 ドイツの経験・日本の課題』。71歳。

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