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19 Jan 2014 17:53

ライフ【中高生のための国民の憲法講座】第9講 極東委員会という「屋上屋」 西修先生+(2/2ページ)(2013.8.31 08:28

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【中高生のための国民の憲法講座】
第9講 極東委員会という「屋上屋」 西修先生

2013.8.31 08:28 (2/2ページ)中高生のための国民の憲法講座
外国勢力の干渉という異常な事態のもとで作られた日本国憲法。あなたは何も手を加えないでこのままにしておいてよいと考えますか?

外国勢力の干渉という異常な事態のもとで作られた日本国憲法。あなたは何も手を加えないでこのままにしておいてよいと考えますか?

 マッカーサーの『回想録』に、次のような記述があります。「極東委員会は単なる討論会の域をほとんど出ず、また連合国対日理事会がおこなったことは、ただじゃまをすることと、悪口をまきちらすことだった」

極東委員会による産物

 こうして、極東委員会は、全過程を通じてなかなか主導権を握ることができませんでしたが、審議が大詰めを迎えた貴族院の段階で、自分たちの主張を通すのに成功しました。それは第九条と深いかかわりのある文民条項(第66条2項)の導入ですが、そのことについては、後日、お話いたします。

 このように、日本国憲法の制定について、GHQと極東委員会の同意がかならず必要とされていたこと、しかもその間で主導権争いが演じられていたことは、ぬぐい去ることのできない事実です。外部勢力の干渉のもとで生まれた日本国憲法は、やはり異常と言わざるを得ません。

 日本国憲法をどう改正すべきか、ということについて、詳しく勉強したい方は新刊『憲法改正の論点』(文春新書)をお読みいただければと思います。各国憲法との比較、日本国憲法の成立過程などの話も満載です。

                   ◇

プロフィル西修

 にし・おさむ 早稲田大学大学院博士課程修了。政治学博士、法学博士。現在、駒沢大学名誉教授。専攻は憲法学、比較憲法学。産経新聞「国民の憲法」起草委員。著書に『図説日本国憲法の誕生』(河出書房新社)『現代世界の憲法動向』(成文堂)『憲法改正の論点』(文春新書、最新刊)など著書多数。73歳。

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