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05 Jun 2014 16:43

ライフ【中高生のための国民の憲法講座】第48講 国民と忠誠心について考える 長尾一紘先生+(2/3ページ)(2014.5.31 10:00

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【中高生のための国民の憲法講座】
第48講 国民と忠誠心について考える 長尾一紘先生

2014.5.31 10:00 (2/3ページ)
フランスの思想家、エルネスト・ルナンの指摘は、国民とは何か考えるヒントになります

フランスの思想家、エルネスト・ルナンの指摘は、国民とは何か考えるヒントになります

 ◆島国日本のDNA

 戦後の日本において、国家に対する忠誠心の重要性が意識されたことはほとんどなかったように思われます。その理由としてつぎの3点を挙げることができます。

 その第1は、終戦後における占領軍による厳しい思想統制です。一時は、国旗、国歌が禁止され、「わが国」という言葉を用いることも禁止されていました。

 第2に、戦時中「忠君愛国」が喧伝(けんでん)されていました。戦後の日本人は、「愛国」は必要だとしても、「忠君」には封建時代の響きがあるとしてこれを排除しました。このとき、「忠君」の語とともに、その背後にある「国に対する忠誠」の観念もいっしょに捨てられてしまったのです。

 第3の理由として、島国日本のDNAを挙げることができます。日本では、大和朝廷の時代から明治に至るまで、平和な時代が続きました。この間における外患は、元の襲来があるだけです。

 世界に例をみないこのような平和は大きな恵みをもたらしましたが、同時に国家意識の欠如というマイナスをひき起こしました。

 これを是正するためには、日本の特殊な状況を自覚して、世界の標準的な国家観、国際認識に目を向けることも必要ではないかと思います。

                   ◇

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