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23 Mar 2014 10:41

理研、損失1千億円!? 小保方さんショックですべてオジャンに… (2/2ページ)

2014.03.22


理研の権威を揺るがす小保方氏のずさんな論文発表。根はもっと深そうだ【拡大】

 十分な収入に潤沢な研究費。同年代の研究者の中では圧倒的な勝ち組といえる。

 研究者の内情に詳しい『医者ムラの真実』(ディスカヴァー携書)の著書がある近畿大学講師の榎木英介医師は、「博士号を取っても、研究室を持てないポストドクターがたくさんいる。職にありつけても、理系研究者で年収は平均300万円程度。理研は業界内でも待遇がいいといわれている。それでも末端の研究員は400〜500万円程度だろう。それに比べれば彼女はかなり恵まれた立場にいる」と話す。

 STAP論文に疑義が生じなければ、いま以上の厚遇も得られた。理研には、優れた業績をあげた任期制職員に対して報奨金を支給する制度があり、金額は理事長の一存で決められる。

 科学ジャーナリストの大朏(おおつき)博善氏は「報奨金の額は、数千万円は下らない。場合によったら、研究所をまるごと与えられていたかもしれない。理研での終身雇用も約束されたようなもので、最上級の待遇になるのは間違いない」と指摘する。

 理研で最も高い収入を得ているのは、ノーベル化学賞受賞者でもある野依(のより)良治理事長で、年間約1840万円(12年度)。当初、STAP論文は「ノーベル賞確実」ともいわれただけに同程度の待遇を受けられた可能性はある。

 今回の騒動で、すべてが水泡に帰しそうが、大金をつかみ損ねたのは小保方氏ばかりではない。

 「理研が逸失した利益も相当なものだ。再生医療分野でめざましい研究成果を出したとなれば、1000億円近い予算を獲得できたはずだ。この分野では、iPS細胞(人工多能性幹細胞)の開発で京大の山中伸弥教授のチームに先行されていたが、主導権を取り戻すチャンスも失った」(大朏氏)

 代償はあまりに大きい。

 

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