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17 Feb 2014 20:45

ライフ【中高生のための国民の憲法講座】第33講 憲法と財政健全化の規定 西修先生+(2/3ページ)(2014.2.15 13:36

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【中高生のための国民の憲法講座】
第33講 憲法と財政健全化の規定 西修先生

2014.2.15 13:36 (2/3ページ)
近年、憲法に財政の健全化をうたう国が増えています

近年、憲法に財政の健全化をうたう国が増えています

スイス、ドイツの例は

 各国の憲法を見ると、近年、多くの憲法に財政の健全化がうたわれるようになってきています。たとえば、スイス憲法は、2001年12月、国民投票によって憲法を改正し、次の規定が入れられました。「(1)連邦は、常に収入と支出の長期的均衡を維持しなければならない(2)予算で承認される総支出の上限は、経済状況を考慮して、見積もられた収入を基礎にしなければならない」

 またドイツでは、09年7月に基本法(憲法)を改正し、原則として、連邦も、州も、借入金からの収入を計上することなく、予算の均衡を図らなければならないという規定を導入しました。このような財政健全化のための規定は、スペイン(11年9月改正)や、ハンガリー(11年4月の新憲法)の憲法などにも採り入れられています。

 産経新聞社『国民の憲法』には、「国および地方自治体は、将来の世代のために、財政の健全な維持および運営に努めるものとする」との規定があります。この規定方式は、努力目標を定めるものであって、義務を設定したものではありません。経済恐慌や大規模な自然災害、あるいは国家非常事態などでは、緊急の財政措置を講じなければならないからです。ただその場合でも、緊急事態が終了すれば、すみやかに収支のバランスを回復するように努める必要があります。

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