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01 Apr 2014 15:09

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<STAP論文>小保方リーダー代理人「撤回の意向ない」

毎日新聞 4月1日(火)20時2分配信

 「承服できません」−−。新たな万能細胞「STAP細胞」の論文不正問題で、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子・研究ユニットリーダー(30)の代理人の弁護士が1日、小保方氏が調査委員会の最終報告書を受け取った時の様子などを明らかにした。憤りの表情を浮かべたといい、同意したとされる論文撤回についても「本人にその意向はない」と明かした。今月9日までに、調査結果に対する不服を申し立てるとしている。

【理研が調べた6つの疑問点】

 代理人の三木秀夫弁護士(58)=大阪弁護士会=が大阪市内の事務所で、報道各社の取材に応じた。

 三木弁護士によると、小保方氏は先月31日、神戸市内の理研の施設で、担当理事から最終報告を受け取り、三木弁護士らとともに説明を受けたという。概要を聞くうちにみるみる顔が白くなり、「承服できません」と反論したという。三木弁護士は「驚きと、怒りと、憤りの感情が見て取れた」と振り返る。

 論文撤回を巡っては、先月14日にあった中間報告の記者会見で、竹市雅俊センター長が「撤回を提案すると、小保方さんは心身ともに疲れ切った状態で、うなずくという感じだった。それで了承したと判断した」と説明した。しかし、三木弁護士は「本人に撤回の意向はない。STAP細胞の発見については疑いがないと考えている」と否定した。

 STAP細胞の作製が再現できないとの指摘が相次いでいることについては、「結果が出るまでに半年、1年かかるものを、なぜすぐにできないと言うのか」と不満を述べているという。

 小保方氏は今年1月末、英科学誌ネイチャーに論文を発表した際に毎日新聞などの取材に応じたのを最後に、報道各社の取材を断っている。三木弁護士によると、現在、ストレスから体調を崩し、「精神的にも不安定で、感情がすぐ高ぶる状態」。関係者が常に付き添い、事実上、仕事を休んでいる。ただ、小保方氏が自ら説明するため、記者会見の開催も検討しているという。【畠山哲郎】

最終更新:4月1日(火)20時53分

毎日新聞