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29 Mar 2014 18:40

ライフ【中高生のための国民の憲法講座】第39講 「違憲=悪法」ではない 、「個人」一辺倒の憲法への疑問+(2/3ページ)(2014.3.29 11:30

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【中高生のための国民の憲法講座】
第39講 「違憲=悪法」ではない 、「個人」一辺倒の憲法への疑問

2014.3.29 11:30 (2/3ページ)
違憲とされた法律は悪法か?考えてみましょう

違憲とされた法律は悪法か?考えてみましょう

 民法の場合でいうと、憲法は個人主義と平等原則(13、14、24条)を人権の基礎としていますから、この憲法の下では、法律上の夫婦の子であるかどうかで人を区別する規定を合憲と説明するのは困難です。その意味で、憲法の趣旨に合わせて民法が改正されるのは致し方のないことといえます。

 しかしその一方で、個人や平等だけでなく、伝統的な家族共同体の価値を尊重し、その保護にも配慮すべきではないかと考える人々が増えてきています。東日本大震災に際して、家族や地域の「絆」の大切さが多くの人々に再認識されたのも、その表れでしょう。

 

議論する責務

 そうなると、問題は民法ではなく、「個人」一辺倒の憲法にあったのでは? という疑問が湧いてきます。憲法も人間の作品である以上、完全ではありえません。矛盾解消のため、主権者国民の意思に基づいて、上位法である憲法の方を改正すべき場合もあるのです。

 違憲審査権は、現行憲法を基準として、それに法律が矛盾しないかを判断するだけの権限です。国会や内閣と同様、裁判所も憲法に従属する国家機関の一つだからです。基準となる憲法そのものの良し悪しを最終的に判断する資格をもち、改正を通じてより良い憲法にしていく責任を負っているのは、憲法をつくり出したもの、すなわち主権者である私たち国民にほかなりません。

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