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03 Feb 2014 18:49

ライフ【中高生のための国民の憲法講座】第17講 明治憲法制定の歴史的背景 長尾一紘先生+(1/2ページ)(2013.10.26 11:02

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【中高生のための国民の憲法講座】
第17講 明治憲法制定の歴史的背景 長尾一紘先生

2013.10.26 11:02 (1/2ページ)歴史・考古学

 日本国憲法は、占領軍が占領目的達成のために作成した憲法です。このことを無視して日本国憲法を理解することはできません。明治憲法についても、これを理解するためには歴史的背景を知る必要があります。

 ◆アジア最初の近代憲法

 19世紀の後半、アジア諸国のほとんどがヨーロッパ列強の植民地になっていました。日本にとってもっとも危険な国はロシアでした。日露戦争の前年、ロシア政府は、モスクワ駐在のイギリス大使を呼びよせてつぎのような通告を行っています。

 「近々、ロシアは日本と戦争状態に入る。日本の側に立って参戦するかどうかは貴国の自由である。戦勝ののち朝鮮、満州はロシア本領としてシベリアに編入される。日本と北支(華北)は植民地とする」

 開戦のタイム・スケジュールもきまっていました。それはシベリア鉄道開通の時です。

 列強による植民地支配を免れる方法が一つだけありました。それは日本の近代化です。

 明治の指導者は、あえて「急がば回れ」の方法をとりました。軍制・兵器に特化した近代化ではなく、政治社会全体の近代化をめざしたのです。その核心をなすのが明治憲法の制定です。

 明治憲法はアジア最初の近代憲法として、明治22年に制定されました。当時、新たな憲法像を構想するさい、3つの参考モデルがありました。(1)君主専制のタイプ(ロシア)(2)行政権優位の議会制度のタイプ(ドイツ・プロシア)(3)政党内閣制のタイプ(イギリス)がそれです。

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