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28 Sep 2012 12:37



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徳島県内の薬局店頭で手軽に糖尿病検査−要受診者や予備軍の早期発見を目指す

医療介護CBニュース 9月28日(金)20時40分配信

 糖尿病による死亡率が全国で最も高い徳島県で、薬局の店頭で簡単に糖尿病の血液検査ができる試み「糖尿病診断アクセス革命!徳島」が10月から始まる。筑波大内分泌代謝・糖尿病内科の矢作直也医師(准教授)が研究代表を務め、徳島県医師会糖尿病対策班、徳島県薬剤師会、徳島文理大学薬学部の中田素生教授らによる共同臨床研究の一環として行われるもので、県薬剤師会に所属する薬局が協力し、糖尿病やその予備軍の早期発見を目指す。

 矢作准教授らは、糖尿病の診断基準の一つ「HbA1c(ヘモグロビンA1c)値」を測定できる小型測定機器を、徳島市や小松島市などの県内約10か所の薬局に設置し、10月下旬以降、無料で検査を始める。指先からの微量採血で、すぐに結果が分かり、検査結果で糖尿病や予備軍と疑われた場合、医療機関への受診を勧めるという。

 矢作准教授によると、2年前から同様の臨床研究「糖尿病診断アクセス革命」が行われている東京都足立区では、2010年10月から今年8月までの間、計954人が測定に協力。このうち、HbA1c(NGSP)値が6.0%以上で受診を勧めたのは265人(27.7%)。糖尿病が強く疑われる6.5%以上も117人(12.3%)いた。厚生労働省の国民健康・栄養調査(07年)でも、「糖尿病が強く疑われる人」は全国で約890万人、「糖尿病の可能性が否定できない人」を含めれば、約2210万人に上ると推計されている。

 矢作准教授らの研究グループは今後、北九州市でも、同様の試みを始める予定。足立区での臨床研究を主導してきた矢作准教授は、「早期に見つかれば、適切な治療や生活習慣改善によって重症化の回避が期待できる。糖尿病発症を予防したり、未治療患者の重症化を防ぐため、薬局店頭で手軽にスクリーニング検査を行って医療機関へ橋渡しする全国的な体制づくりが求められる」と話している。【新井哉】

最終更新:9月28日(金)20時40分

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