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03 Feb 2014 18:34

ライフ【中高生のための国民の憲法講座 第13講】平和は汗して勝ち取るものだ 百地章先生+(1/2ページ)(2013.9.28 08:32

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【中高生のための国民の憲法講座 第13講】
平和は汗して勝ち取るものだ 百地章先生

2013.9.28 08:32 (1/2ページ)
憲法改正と聞いただけで理性的な議論を妨げる言説が世にあふれています (イラスト・今泉有美子)

憲法改正と聞いただけで理性的な議論を妨げる言説が世にあふれています (イラスト・今泉有美子)

 先の参院選を前に、自民党の憲法改正草案にある「国防軍」がクローズアップされ、さまざまな批判が加えられました。

 曰く「安倍政権は、軍隊を作って戦争をするつもりか」「憲法9条が改正されたら、徴兵制が敷かれる」。

 本当にそうでしょうか。

9条で平和が守れる?

 護憲派は、日本が戦後、平和を維持できたのは9条のお蔭だといいます。もし9条で平和が維持できるなら、それほど楽なことはありません。国連など不要ですし、各国とも競って9条を採用し、軍備を撤廃することでしょう。しかし、そんな国はありません。

 9条1項は「侵略戦争」を放棄した不戦条約(1928年)と同じで、わが国が戦争に訴えることを禁止したものです。その意味で、9条によって戦争が回避されたのも事実でしょう。

 しかし、9条があったから外国が攻めてこなかったわけではありません。

 戦後わが国が外国から戦争をしかけられず、平和を維持できたのは、自衛隊と日米同盟に基づく米軍および核の傘のお蔭です。

 冷戦時代、ソ連は北海道に侵攻しようとし、しばしば軍用機がわが国領空を侵犯しました。そんな時、スクランブル(緊急発進)をかけて、ソ連機を退去させたのは自衛隊です。

 平成11年、海上警備行動を発動して北朝鮮の工作船を追跡したのは、海上自衛隊の護衛艦でした。現在、尖閣諸島を奪い取ろうとしている中国の公船や軍艦と対峙(たいじ)し、わが国の領土・領海を守っているのも海上保安庁や自衛隊です。そして、その背後に同盟国アメリカがいるから、わが国の平和が守られてきました。

 したがって、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し」(憲法前文)、戦争を放棄すれば平和が維持できるなどと考えるのは、ただの夢想にすぎません。

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