Share...
25 May 2014 16:49

ライフ【中高生のための国民の憲法講座】第45講 「普通の国」か「異質の国」か 長尾一紘先生+(2/3ページ)(2014.5.10 09:35

  • [PR]

ライフ

  • メッセ
  • 印刷

【中高生のための国民の憲法講座】
第45講 「普通の国」か「異質の国」か 長尾一紘先生

2014.5.10 09:35 (2/3ページ)
中立を守るためには、軍事力が必要なことを忘れてはなりません

中立を守るためには、軍事力が必要なことを忘れてはなりません

 かくして第3の選択肢が浮上してきました。それは、日本を世界各国と同様の「普通の国」にするという立場です。現在の現実主義の路線は、もはや現実的ではなくなっています。日本の安全保障の政策は方向を転換する必要があります。そのさいの選択肢として、2つの方向が想起されます。その第1は絶対的平和主義の方向です。その第2は「普通の国」への転換をめざす方向です。

 ◆国民皆兵の国スイス

 絶対的平和主義の論者によって、「日本は東洋のスイスになるべきだ」と主張されることがあります。しかし、スイス人がこれを聞けば驚いて目をまわすに違いありません。「軍事同盟を結んでいても相応の軍事力が必要だ。いわんや、同盟なくして自国の独立と安全を確保しようとするならば、その数倍の軍事力が必要だ」。これがスイス人の考え方です。

 スイスは、全身ハリネズミのような、国民皆兵の武装国家です。中立を維持するためには、国際法上の義務を履行することが必要とされます。この義務を怠れば中立違反とされ、交戦国から攻撃を受けることになります。第二次大戦中、スイス空軍は、上空を通過するドイツや連合国の軍用機に対して果敢に攻撃を加えています。スイスはかつて核武装を企図したことがあります。そのときの政府の説明において、核武装をするのは「中立を保つためだ」と述べられています。

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2014 The Sankei Shimbun & Sankei Digital