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19 Jan 2014 17:49

ライフ【中高生のための国民の憲法講座】第6講 「世界唯一の平和憲法」は誤り 西修先生+(2/2ページ)(2013.8.10 09:43

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【中高生のための国民の憲法講座】
第6講 「世界唯一の平和憲法」は誤り 西修先生

2013.8.10 09:43 (2/2ページ)中高生のための国民の憲法講座
憲法に平和条項を設けることは世界の常識。決して日本だけの規定ではありません

憲法に平和条項を設けることは世界の常識。決して日本だけの規定ではありません

 ◆真価は有事に問われる

 このように、平和条項は多くの国の憲法に取り入れられてきていますが、それ以上に多くの国の憲法に規定があるのが、国家緊急事態対処条項です。

 国家緊急事態対処条項とは、国が外部からの武力攻撃を受けた場合や大規模災害などの緊急事態が生じた場合、それに対処するための条項のことです。国家の最大の任務は、国の独立を守り、国民の生命・身体・財産を保護することです。 平和が侵されないためには、ふだんからどのような措置を講じておく必要があるのか、万一、平和が侵されればいかにして平和を回復すべきかは、どの国でも最大の関心事です。場合によっては、居住の自由や移転の自由などの基本的人権を一時的に制約しなければならないかもしれません。 ですから、国家の緊急事態対処条項は、憲法で規定すべき事項なのです。平和条項を入れるとしても、国家緊急事態対処条項とセットで組み合わせるのが、各国憲法に共通しているといえます。

 ドイツの著名な憲法学者は、次のように述べています。「憲法は、平時においてよりも、緊急時においてこそ、その真価が発揮されなければならない」

 国家緊急事態対処条項を設けていない日本国憲法は、はたして緊急時において真価を発揮することができるでしょうか。

                   ◇

【プロフィル】西修

 にし・おさむ 早稲田大学大学院博士課程修了。政治学博士、法学博士。現在、駒沢大学名誉教授。専攻は憲法学、比較憲法学。産経新聞「国民の憲法」起草委員。著書に『図説日本国憲法の誕生』(河出書房新社)『現代世界の憲法動向』(成文堂)『憲法改正の論点』(文春新書、近刊)など著書多数。73歳。

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