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15 Mar 2014 23:23

ライフ【中高生のための国民の憲法講座】第37講 96条改正は正当かつ必要 池田実先生+(2/3ページ)(2014.3.15 09:07

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【中高生のための国民の憲法講座】
第37講 96条改正は正当かつ必要 池田実先生

2014.3.15 09:07 (2/3ページ)
憲法は、国会と国民に改正の権限を授けています。その96条について考えてみましょう

憲法は、国会と国民に改正の権限を授けています。その96条について考えてみましょう

 (1)国会各議院の総議員の3分の2による発議(2)国民投票における過半数の賛成-という、96条に定める条件は、サッカーでいえば、ゲームのルールを変更する際の手続きです。憲法は、選手である国会議員にルール変更の提案権を認め、最終的な判断を主権者国民に委ねています。

 外国の憲法には、国民主権や共和制など、特定の基本原理の改正を禁止する条文をもつものがあります。ごくわずかですが、改正手続き規定の改正を禁じる憲法も、歴史上、存在しました。その場合には、禁止規定に反する改正は、法的に許されない行為となります。しかし、日本国憲法にはそのような文言はないのですから、96条の手続きを踏むかぎり、96条自体も含め、憲法のどの文言も合法的に改正できると考えるべきです。憲法規定に従って行われる改正は、立憲主義の否定や革命・クーデターではありえません。

高すぎるハードル

 ただし、政治的には、どんな改正もOKというわけにはいかないでしょう。憲法前文は、代表民主制という「人類普遍の原理」に反する憲法を「排除する」と言っているので、民主主義や国民主権を否定するような改正は許されない、と考えることもできます。その観点からみても、国会発議の要件を各議院の総議員の過半数とする自民党案は、法律の制定改廃の場合(出席議員の過半数)よりも厳しい多数決ルールを維持しつつ、国民投票の機会を広げて、むしろ国民主権の強化に役立つものといえます。

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