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13 Jan 2014 06:52

「ブルートレイン廃止」は時代の流れか 鉄道ファンの石破幹事長が異議あり:イザ!

2014.1.3 10:22

「ブルートレイン廃止」は時代の流れか 鉄道ファンの石破幹事長が異議あり

 --車両が老朽化したブルートレインを電車化で残す手は考えられないか

 「そのためには電車を新造しなければならず割に合わない。いま人気の『サンライズ出雲・瀬戸』にしても現在の電車が使える限り残るだけだろう」

 --大阪と札幌を結ぶ「トワイライトエクスプレス」も存続は厳しそうだ

 「北海道新幹線開業で廃止になるだろう。夜行列車がもうかるのであれば鉄道会社は存続させるはずで、廃止するのは割に合わないからだ。JR社内の人は皆、夜行列車が好きで、必要以上に残してきたところがあるが、無理に残すとそのコストのため通勤電車の運賃が下げられないといった問題が生じ、社会全体にとって害悪になる。鉄道の優位性があるところに特化するために“損切り”する必要がある」

 --東京~大阪など需要はあるはず

 「高速夜行バスが盛況なのは料金が安いから。夜行列車がなくても新幹線の始発や終電を利用すればいい。指定席特急券だけで乗れるサンライズ出雲・瀬戸の『ノビノビ座席』にしても、価格も速さもともに中途半端だ」

 --夜行列車はなくなる運命か

 「鉄道は道路に比べてメンテナンスが大変だが、夜行列車がなければ新幹線と同様、夜間に保線がやりすいという事情もある。既に夜行列車は輸送手段としての使命を終えたといえる」

福井 義高(ふくい・よしたか)

 昭和37年、京都府生まれ。51歳。東大法学部卒。国鉄、JR東日本、東北大大学院助教授を経て現職。米カーネギー・メロン大で博士号取得。著書に「鉄道は生き残れるか」など。

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