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29 Mar 2014 18:40

ライフ【中高生のための国民の憲法講座】第39講 「違憲=悪法」ではない 、「個人」一辺倒の憲法への疑問+(1/3ページ)(2014.3.29 11:30

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【中高生のための国民の憲法講座】
第39講 「違憲=悪法」ではない 、「個人」一辺倒の憲法への疑問

2014.3.29 11:30 (1/3ページ)
違憲とされた法律は悪法か?考えてみましょう

違憲とされた法律は悪法か?考えてみましょう

 日本の裁判所は違憲審査権をもっています。裁判所に訴えのあった事件に関係のある法律や処分が憲法に違反していないかどうかを審査する権限です。

 

最高裁に刃向かう?

 平成25年9月4日、最高裁は、婚外子(結婚していない男女の間に生まれた子)の遺産相続分を嫡出子(ちゃくしゅつし)(法律上の夫婦の子)の半分としていた民法の規定を憲法違反とする決定を下しました。これを受けて、内閣と国会は法改正作業に着手し、3カ月後の12月5日には、婚外子の相続分を嫡出子と同じにする民法改正が行われました。

 この過程では、そのような改正は「法律婚主義と矛盾する」「家族制度を破壊する」などの異論が、自民党内から噴出しました。これに対するマスコミや世間の反応は冷ややかでした。最高裁に刃向かう気か? 往生際(おうじょうぎわ)が悪いぞ! というわけです。しかし、議員がそのような議論をすること自体は、じつは、決して非難されるべきことではありません。なぜでしょうか?

 おそらくみなさんは、「違憲の法律は悪法にちがいない」と思うでしょう。しかし、それはとても大きな誤解です。違憲の法律は、中身が悪いからではなく、単に憲法という上位法と一致しないから違憲と判断されたにすぎません。第一義的には、良し悪しではなく、矛盾するかしないかの問題なのです。

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