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25 Aug 2014 06:38

ライフ【中高生のための国民の憲法講座】第58講 首相の靖国参拝をめぐる裁判 百地章先生+(2/3ページ)(2014.8.9 09:00

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【中高生のための国民の憲法講座】
第58講 首相の靖国参拝をめぐる裁判 百地章先生

2014.8.9 09:00 (2/3ページ)
政教分離解釈の「目的効果基準」とはなんでしょう

政教分離解釈の「目的効果基準」とはなんでしょう

 ◆問題の多い玉串料判決

 この弁護士はブログで、靖国参拝についての最高裁の判断はまだないが、近似の事件として公費による靖国神社への玉串料支出を違憲とした愛媛玉串料訴訟判決がある、ともいっています。

 愛媛県知事が県出身の戦没者の慰霊と遺族の慰藉(いしゃ)のため春秋の例大祭に1回5千円の玉串料を支出したところ、これを違憲とした最高裁判決のことです。

 判決は、緩やかな政教分離基準である「目的効果基準」を採用しながら厳格に適用し、わずかな公金の支出を違憲としましたから、靖国神社に対して批判的な憲法学者らからも批判を浴びました。目的効果基準とは、その行為の「目的」が宗教的意義を持ち、その「効果」が特定宗教を援助、助長したり、他宗教を圧迫、干渉する場合に、憲法違反とするものです。

 奥平康弘東大名誉教授は、「私が一番気になるのは総論(目的効果基準)と各論(そのあてはめ)の整合性」であり、最高裁はこの目的効果基準を「さいごの段階で引き合いに出し、辻褄(つじつま)合わせに使っただけ」といっていますし、横田耕一九州大名誉教授も、判決には目的がどうであったか、効果がどうであったかという具体的判断が明示的に示されておらず、「いきなり結論が出てきている」と疑問を呈しています。

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