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03 Feb 2014 19:19

ライフ【中高生のための国民の憲法講座】第31講 世界の憲法にみる新しい権利+(2/2ページ)(2014.2.1 11:00

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【中高生のための国民の憲法講座】
第31講 世界の憲法にみる新しい権利

2014.2.1 11:00 (2/2ページ)
どのような権利が憲法条項にふさわしいのか、考えてみよう

どのような権利が憲法条項にふさわしいのか、考えてみよう

 現在、地球の温暖化、大気汚染の深刻化、絶滅生物種の増加など環境をめぐるさまざまな問題が露呈されています。いまや環境問題は1カ国だけではなく、世界的に取り組まなければならないきわめて重要かつ緊急の課題です。だからこそ、新しく制定されたほとんどの国の憲法で環境条項が入れられているのです。

 ◆現代にふさわしいのは?

 新憲法だけではありません。フランスでは、2004年2月に『環境憲章』を採択し、翌05年3月、憲法を改正して、この『環境憲章』が憲法前文に盛り込まれました。またドイツでは、1994年10月と02年7月の2度の改正により、「国は、将来の世代に対して責任を果たすためにも、憲法秩序の枠内で立法を通じて、また法律および法の基準に従って執行権および裁判を通じて、自然的生存基盤および動物を保護する」という規定になっています。

 ちなみに、産経新聞『国民の憲法』は、世界の憲法動向を反映して、環境の権利として国民の良好な自然環境を享受する権利、プライバシーの権利として私生活と個人情報の保護、知る権利として国および地方自治体に対する情報の開示請求権のほかに、知的財産権の保護、犯罪被害者の権利、司法参加の機会の保障に関する規定を設けています。現代の社会状況のなかで、どのような権利が憲法条項にふさわしいのか、考えてみようではありませんか。

                   ◇

【プロフィル】西修

 にし・おさむ 早稲田大学大学院博士課程修了。政治学博士、法学博士。現在、駒沢大学名誉教授。専攻は憲法学、比較憲法学。産経新聞「国民の憲法」起草委員。著書に『図説日本国憲法の誕生』(河出書房新社)『現代世界の憲法動向』(成文堂)『憲法改正の論点』(文春新書)など著書多数。73歳。

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