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15 Apr 2014 14:41

ライフ【中高生のための国民の憲法講座】第41講 道州制の導入をめぐって 百地章先生+(2/3ページ)(2014.4.12 11:30

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【中高生のための国民の憲法講座】
第41講 道州制の導入をめぐって 百地章先生

2014.4.12 11:30 (2/3ページ)
「国の役割」と「地方の役割」を再確認し、考えましょう

「国の役割」と「地方の役割」を再確認し、考えましょう

 憲法学者の間では、市町村の上に都道府県を置くといった「二段階制」(二層制)そのものは憲法の要求するところだが、都道府県に代えて道州制を置いても二段階制が保障されていれば構わない、とする説が有力です。とすれば、道州制の採用のため、憲法改正は不可欠ではありません。

 ◆道州制採用の是非

 次は、道州制採用そのものの是非をめぐる問題です。

 今日生じている過度な中央集権化や東京一極集中、地方の衰退などを考えれば、中央集権化にともなう様々な弊害をなくし、地方を活性化するために、適切なかたちで「地方分権化」を進める必要があります。

 しかし、明治維新以後、短期間で達成された日本の近代化や、戦後の速やかな復興、さらに経済大国への発展は、明治初年の廃藩置県に端を発する中央集権化と、中央による地方への徹底した指導なくしては不可能でした。その意味で、中央集権化がもたらした成果や実績は、正当に評価されなければなりません。

 そこで、過去の中央集権制の果たした役割を正しく評価しつつ、問題点を直視し、今日にふさわしい「地方自治」の在り方を考えるためには、「国の役割」と「地方の役割」を再確認し、その上で国と地方の権限を再配分していくしかないと思います。

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