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05 Mar 2014 01:51

【紙面審ダイジェスト】STAP細胞 「リケジョ」の表現はあえて避けた?

2014年02月21日

 一方、STAPの研究をめぐっては、理系女子を示す「リケジョ」の存在がクローズアップされた。本紙は3日朝刊の[なるほドリ]で取り上げるまで、リケジョという言葉をあえて避けてきたような印象だ。自然科学の分野で女性研究者の数が少ないという問題は、日本にとって損失として捉えられており、小保方さんが脚光を浴びることによって、改めてリケジョの問題に焦点があたっている。女性研究者の育成には国も力を入れるとのことのようだが、本紙の報道にも期待したい。なお、他紙の記事には、小保方さんが早稲田大理工学部のAO入試第1期生であったことや、小保方さんの研究ユニットのメンバー全員が女性であることなどを紹介していた。こうしたディテールも大事にしてほしい。

 司会 科学環境部。

 科学環境部長 あえて避けたわけではないが、ネイチャーのようなトップジャーナルに論文が載るような研究者を「リケジョ」というくくりにするのはいかがなものかと考えた。ただ「リケジョ」というのはトップの研究者に続く予備軍だと思っている。その後、注目を集めているので[なるほドリ]で書いたりしている。後は今日の朝刊では「リケジョ」とは書いていないが、小保方さんのような人の育成策を進めているというのも出ているので、そういう観点からの取材は進めている。

 幹事 別にブームで「リケジョ」というのが出てきているだけではなく、女性研究者が少ないとか、そういう構造的な問題を象徴するような言葉でもあると思う。

 司会 見出しに「リケジョ」というのはどうか。

 編集部長 取りたくない。軟らかい扱いの時にはそういう見出しを取る場合もあるが、もうかなり手あかが付いている言葉だと個人的には思う。

 司会 地方部長はどうか。

 地方部長 読者の声のまとめに「小保方さんの活躍に癒やされた」という声の一方で、「無意識のうちに女性らしくあることを求める記述は不愉快」とあった。若い女性だからといって異常に盛り上がっていることにとても不思議な感じが私はしていた。なぜそんなに「リケジョ」という言葉でくくりたがるのか。

■「3人殺傷」 前文で具体的に

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