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19 Jan 2014 17:51

ライフ【中高生のための国民の憲法講座】第8講 現憲法は「メードインUSA」 西修先生+(2/2ページ)(2013.8.24 08:26

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【中高生のための国民の憲法講座】
第8講 現憲法は「メードインUSA」 西修先生

2013.8.24 08:26 (2/2ページ)中高生のための国民の憲法講座
日本国憲法の問題点がひとめでわかる『国民の憲法』(産経新聞出版、税込み1260円)が好評発売中

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日本弱体化の狙い

 しかし、ここで勝負がつきました。なぜなら、このときのマッカーサーの命令は、絶対だったからです。マッカーサーが「受け入れることのできないもの」を進めることはできません。

 この2月13日以降、「総司令部案」をいかに日本風に“脚色”するかが焦点となり、総司令部との間でその攻防戦が繰り広げられたのです。日本側の要求が通ったものもありました。たとえば、「総司令部案」では一院制でしたが、日本側の要求によって、二院制に改まりました。また土地の国有化(“赤い規定”と呼ばれていた)は、削除されました。これらは総司令部にとっては、「織り込み済み」で、どうしても推し進めなければならないと考えていたのは、天皇の権能縮小と戦争放棄の規定です。というのは、「日本が再び、米国と世界の平和に対する脅威とならないこと」が占領政策の基本にあったからです。

 こうして、日本国憲法は、米国の占領政策の延長線上で作成されたのです。施行からすでに66年を経たいま、日本人自身の目と頭と手で作り直そうというのは、当然のことです。

                   ◇

【プロフィル】西修

 にし・おさむ 早稲田大学大学院博士課程修了。政治学博士、法学博士。現在、駒沢大学名誉教授。専攻は憲法学、比較憲法学。産経新聞「国民の憲法」起草委員。著書に『図説日本国憲法の誕生』(河出書房新社)『現代世界の憲法動向』(成文堂)『憲法改正の論点』(文春新書、最新刊)など著書多数。73歳。

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